よくわかる日向電工!歌詞に隠された世界を紐解いてみる

 

ちみどろんです。

あぁ~~・・・・・・

 

 

 

 

また日向電工だんまり決め込んでる・・・。

 

 


下町の確かな技術を持った中小企業の話をしているんじゃないんです。

ボカロ界に影響を及ぼし、ニッチな根強いファンを持ちながらもいまだ謎多きボカロP、日向電工。
投稿コメントやTwitterでも多くを語らず、一時は死亡説まで出てしまう始末。(完全なデマです)
完璧な世界観に毒され未だ脱け出せないジベタ教信者は私以外にもたくさんいるはず。

ちゃっかりメジャーでアルバムまで出しちゃってるその独自の世界観、ひもときたいッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

・日向電工の楽曲の特徴

 

 

「ハイテンポで中毒性の高い曲調」

「えげつない語彙力の歌詞」

「強烈な裏打ちスネア」

 

デビュー曲から殿堂入りを果たし鮮烈なインパクトを放ちながらボカロ界に降臨した日向電工。は楽曲だけでなく動画、イラストも自身で作成しています。かわいいですよね地底人。

「外の世界」の地球人である私たちすらをもジベタ教徒として従え、継続的な洗脳作業に勤しみ続ける・・・と思いきや、ある日を境に消息を断ってしまい、そしてまた突如戻ってきたと思ったら地底人たちは宇宙へ行ってました。

彼らの行く先はどこなのか。桃源郷は見つかるのか。果てしなく古代SF感の漂う世界観ながら、「もう滅亡してしまった伝説の話」としか思えない寂寥感が、曲の終わり、じんわりと心の中に染み出す感覚が大好きなのです。

 

 

 

 

 

・代表曲は「ブリキノダンス」

 

巷で噂の?パッパラ・ラル・ラリ?お手々を拝借?ブリキノダンスッ!

 

 

人気の歌い手達や多くのMADやMMDにも利用されている楽曲で、
認知領域はボカロ界を飛び出し大きく広がっているのではないでしょうか。

ただそういった動画で使われていることで少し残念なのが、ボカロPの名前があまりクレジットで出なかったりすること。
あくまで制作者はボカロPなので、良かったら歌い手さんだけでなく作曲者の名前も是非書いて欲しいところ!


さてさて、何と言ってもこの曲の魅力は歌ってみると分かります。


高速BPMに蹂躙される自分の舌、エグい語彙力と重点音轟くヘビーロック。


他の曲と聴き比べてみると結構異質というか、相当ロック要素強いんですよね。

なんとなく日向電工的にも違うテイストで作ったのかなぁと思ったり。ピコピコ音控えめだったりするので。

 

アルバム版はもっとスゴイ!

 

私は他の楽曲から入ったので、今までブリキノダンスにそんなにハマりませんでした。
それが・・・コレ!

 

参考

ブラックホールディスクリンク日向電工

 


ブラックホールディスクの神アレンジで度肝抜かれました。
というかアルバムではほとんどの曲がアレンジされていて、再ミックスかもしれないんですが、まぁそこらへんよく分からないのですが、とにかくCDの高音質も相まって全く違った楽曲になってるんですよ。
具体的な好みを言うと、Bメロ「次第に昏倒劣悪情動崇めろバララーマ」からのバッキング。

 

既存ver.

 


割とシンプル。

それが・・・

 

アルバムver.

 

スタイリッシュになってる・・・しギターもベースもドラムも全部の音がかっこよすぎる・・・

もうこれ聴くだけでPCの前でアヘ顔ダブルピースです。ミクの調声も更に綺麗になって、カオスな神々の血祭り狂騒曲ながらどこか澄んだ印象もプラスされる、全く新しいブリキノダンスをぜひ聴いて欲しい。

 

日向電工ーブラックホールディスク特設サイト

 

参考

ブラックホールディスクリンク日向電工

 

 

 

 

 

 

・伝説上の理想郷、アガルタを舞台とした地底人たちの物語

 

※ここから個人的解釈が満載です。こんな話だったら面白いよね、程度にお楽しみ頂ければ幸いです。

 


日向電工の曲を考察する上で大前提としたいのが、伝説上の理想郷アガルタ。またの名をシャンバラ

 

アガルタ は、19世紀末から20世紀にかけてのオカルト的伝説においてアジアのどこかにあるとされた地下都市である。スリランカの伝説とされることもある。 

アガルタは、地球(世界)の中心にある(またはそこから行き来できる)という、理想世界またはその都市の名称である。諸説あるが太陽に準じる光源と過酷な自然環境、それと共存する高度な科学文明と精神社会、超能力を含む超人的な特異能力を持つきわめて長寿な人類や動植物が描かれることがある。

天動説・地動説と並ぶ学説であった地球空洞説で強く支持され、また神智学や神秘主義の世界ではよく知られたテーマとなっている[8]。実際に東西の多くの科学者や権力者、探検家がアガルタを捜し求めた。

(wikipediaより引用)


ブリキノダンス以降仏教要素満載の歌詞ですが、アガルタの設定とよく繋がっています。

歌詞に頻繁に出てくる「空洞」「クラック(ひび割れ)」「王」「都市」「混迷」などもここから展開されて※天地開闢※陰陽の考えと繋がっていることが推測されます。(リンクはwikiに繋がってます)

 

それを踏まえて公式の画像を見てみると・・・

 

↑ 陰陽統べてますね~。太陽と月。そして黒電話、と言うところが20世紀を暗喩していてアガルタが舞台という推測の蓋然性が高まります。・・・と思っていたらムーンウォークフィーバーで「アガルタよ」って歌詞出てきました。

 

地上へ。宇宙へ。時空を超えて未来へ。クラップしながら理想郷を目指して突き進む


とにかく理想郷を目指して突き進んでいく地底人。
地球全土のみならず宇宙まで進出し世界を創りあげた天地開闢の物語。

そして延久の時をかけてずっと繰り返している(ループしている)のではないか、と言うのが私の考えです。

 

アガルタにて王へ反逆しそこから脱け出す→世界中へ散り散りになる→新たな王が生まれ理想郷(アガルタ)目指して突き進む→アガルタへ辿り着く→冒頭へ

 

バケモノダンスフロアで地底人がブラックホールに吸い込まれてっているなぁ・・・と思って。死んでるし。おばけになってるし。

時空を超えてまたはじめから繰り返し続けているように思えるのです。

 

ループを推測する理由と、曲紹介を兼ねた解釈・気持ち悪い感想は以下から。

 

 

 

 

 

 

・曲名がしりとり繋ぎ。(曲紹介)

 

アンダワ→ワープアンドワープ→プラスチックゲージ→ジベタトラベル→ルミナステンプル→ルスバンドライブ(ルスバンウェイブ)→ブリキノダンス→スパークガールシンドローム→ムーンウォークフィーバー→バケモノダンスフロア

というように、今のところバケモノダンスフロア→アンダワでループしているんです。

バケモノダンスフロアまで作り上げてアルバムを作っているところからして、なんとなくこの物語はこれで一区切りのように思えます。

 

 

 

 

 

 


1ーアンダワ


 

※歌詞はこちらから

 

見境無い黒の淵
賭けた手首を彩る
排他暴言の地

退っ引きならぬ虚空の絵
暈ける視界は二進も三進も
たちまち咽せるの声

茹だる閉塞感 冷めた目をして並走俯瞰
閉じた世界で独占諸悪 未だ見る術無い光

パッと果てまで

嗚呼!そこそこ其処まで底着いた
浮かぶこと出来ずに絡まった
僕ら底無しの庭の民だ
絶対王政で喘いでる
このまま底抜けの楽園が
いつまでも続くのなら僕は
手を繋いで反旗翻す
「アンダワ」地底までおいでませ


繋がりだすイドの星
爆ぜて路傍に転げる
吐いた焦燥の血

解けぬ意識は怠惰
燻る疑心に乗ってるマントラ
たちまち荒げる生

軋む骨の音が 生きてる事を示してる
閉じた命で賭け金五倍 取り戻すための英断

もっと果てまで

さあ!もともと元から底だった
サカサマの世界で僕達は
いつも外の歴史をなぞってる
独裁者の光追い掛けて
このままさ命が幾許か
過ぎていくだけなのを待つなら
この楽園すら嘲笑って
時が満ちるのを狙っていよう


嗚呼!そこそこ底から其処着いた
眩しいばかりのその世界は
底無しの僕らを見下ろして
祝福の諸手打ち鳴らした
虚栄背徳疑心の地下を
すべからく抜け出した僕らは
手を繋いで笑ってサヨナラ
ワンダー!地底からおいでませ

 

始まりました、ジベタ教の軌跡。
タイトルは「アンダーワールド」の略かな?
地底の楽園(アガルタ)で絶対王政に喘いでいた地底人たちが反旗を翻し地上へと飛び出すお話。
歌詞を見てみると「アンダワ」は何かの合図のような、誰かの名前のような感じもします。
まったく、日向電工の歌はこれだけ歌詞が入り乱れるのにどこまでもスタイリッシュで、音に言葉を無理やり詰め込んだような窮屈さが全くないんですよね。

 

歌詞の解釈

 

虚空・・・おそらく地上のこと。
暈ける視界は二進も三進もたちまち咽せるの声・・・アガルタの記述内で、煙がかっていたという説が記されている。スパークガールシンドロームでの「八つ煙ってsmoke&born」もこれ関連かな?


この歌詞で重要なのは、「こんな楽園などいらない」とはっきり地底人たちが感じているところだと思います。
ルスバンドライブでの「無何有郷(理想郷のこと)がお望みなら 伝えておけ、それは無価値だと。 取るに足らない理想論者だと。」に繋がるのでは。

 

それにしても日向電工、地界や地上、無何有郷や理想郷など、同じような意味を持つ言葉をいくつも使い分けしているんですよね。語感に合わせて。
とんでもないですよ。あとはすべての作品で1つの物語として捉えているのか、同じ言葉をあえて使ったり使わなかったりしています。

 

こちらの有志作成のPVが分かりやすいです。


日向電工は派生作品の質が高いことが私の中で有名です。

 

 

 

 

 

 

 


2ーワープアンドワープ

 

 

※歌詞はこちらから

 

遊覧飛行は土星から4・5時間
漂う意識は夢 混在する 遠雷雲

1949、ネレイドで揺らめく
空洞都市、花束、枯れた赤色灯

もうさ何年経っちゃったって良いの金輪際

聞こえる

飛んで跳んでこんがらがってった
クラック、ワープ急流成層圏
果てまでもっと 知らずにきっと
溺れてるんだろうってさ

フラフラって言ったそばから
「ワープ体質さ」気取ってって
果てまでもっと 気楽にずっと
漂ってるんだろうってさ


遊星軌道は火星より3馬身
天球儀 地底癖 反照する 流星群

昇天駆動のロケットに乗り込む
今 曇天 混迷 流動系 6畳間科学

ああ、もう何年経ってんだろう連夜健忘症

式日

編んで編んでこんがらがってった
フラップ、ワープ寸断成層圏
果てまでもっと 知っててきっと
溺れてるんだろうってさ

キラキラって反った空をさ
「ワープ体質」で滑ってって
果てまでもっと 確かにちょっと
漂ってるんだろうってさ


聞こえない
喧噪と
死んだ嘘
砕いた雨
何にも無い
何にも無い
何にも無い
知りたく無い


散って散って何にも無いなって
クラップ、ワープ延長生命線
果てまで行った 私は知った
終わらない命さ

一人で乗り継いだ空から
星々を繋ぐ軌道線上
果てからもっと 届けてずっと
あなたにハローって言うのさ

地底人たちは自分たちで作ったロケットに(アガルタの記述内で高度な文明を持っていることが記述済。)乗り、そのまま宇宙へ。誰の干渉を受けることもなくゆらゆらと無限の宙を漂います。
漂った末、虚無の空間に陥り、彼らは散り散りになる。そこで自らの命が「終わらないもの」であることを知った「私」は、星々を繋ぐ軌道線上を乗り継ぎ、「あなた」に向けて交信し続ける・・・という話。何度も言いますが個人的解釈です。ルスバンドライブへ繋がってますね。

「昇天駆動」「ネレイドで揺らめく」ここの歌詞が大好き。昇天駆動って。思いつく?普通。

 

ボーカルが入っていると分かりづらいのですが、サビにノイズが入っているんです。オフボーカルでBGMだけ聴くのも好きなんですがそれで気付いて、サビに乱れる音使うって凄いなって。日向電工って凄いなって。

アルバムではもっとロック色強くなってますよ。というか全曲ドラムの音が押し出されていて、「疾走感」が全曲に共通されているように感じられます。音楽の知識がなくてうまく表現できないのがもどかしい。

地底人たちはワープ体質のようですね。
波のない海に浮かぶように気ままに旅をしたんでしょうか。

 

歌詞の解釈

 

遠雷雲・・・ブリキノダンスでも「遠雷帝」が出てきてますよね。こちら(リンク)の方が遠雷帝はアルジュナの父、インドラの別名か?としていますが、関連があるかは不明。
それよりも可能性としてはこの先バリバリビリビリ登場してくるモノホンの雷の意味の方が近いような気もする。
1949年・・・海王星の衛星ネレイドが発見された年らしいです。
天球儀、地底癖、反照する流星群・・・天球儀は構造上実際に目視できる天体とは逆向きだそうなので、地球から見た星と宇宙から見て取れる星の相対的な位置関係を表してるのかな?
ちなみここのフレーズはそっくりそのままジベタトラベルに出てきてますね。

 

この曲の歌詞でずっと気になっていたのが、ラスト部分の「一人で乗り継いだ空から」というとことろで。

一人でってわざわざ言うってことは、群衆的印象の地底人だからこその歌詞なのかな。何度も輪廻転生を繰り返しているようなので、そのうちのひとつの命が、地上と共鳴したのかな、と思っています。ほんでこの人がジベタトラベルで選ばれた王?

 

 

 

 

 

 

 


3ープラスチックゲージ

 

 

※歌詞はこちらから

 

風袋倒しの取水塔先の
風も匂いも音すらも廃った
合成樹脂で出来た遊園地さ
臨界点

時折揺れるは模造のカラシナ
機械、自壊、事態、事象スタッカ
枢要機関、まるでヴァルトブルク城

焼け付く脳裏に
揺れる逆さの時計塔
急転直下の
虚言はまるで本音の心臓

バッと食らったら仰け反った
バッドトリップが飲み込んだ
いっそスラック使い込んじゃって
混乱陶酔症

きっと狂った僕の声を
滑車がもっとかき回して
ずっと続いて揺れるバイキング
遊泳動揺病


無人で動く着ぐるみかいくぐり
風も匂いも音も見失った
合成樹脂で出来た遊園地さ
融解点

時折揺れるは機械の歯車
迂回、流転、回避、逃避回った
駆け出す方向道もわからぬまま

溶け出す表裏に
進む逆さの時計塔
あと二つ進めば
僕らもきっと幽体の心臓

バッと食らって逃げ惑った
ハンドクラップが鳴りだした
いっそスタック打ち崩しちゃって
動転狭心症

きっと狂った僕の声を
合成樹脂に放り込んで
ずっと繋いで飼い馴らすんだ
幽閉遊園症


じっと動かず声殺した
ぐっと堪えて噛み殺した
頭の中で合図が
鳴り響く

バッと駆け出して逃げ切った
ハンドクラップが鳴り止んだ
いっそこのまま消し飛んじゃって
亡霊遊園地

きっと狂った僕の声は
滑車が全部食べ尽した
虚言の樹脂と廃墟に
さようなら


宇宙を浮遊していた前曲から一転、何もかも嘘っぱちな虚構の遊園地に閉じ込められてしまう地底人たち。

・風体倒し(見せかけ)の取水塔
・模造のカラシナ(フェイクグリーン)
・無人で動く着ぐるみ
・合成樹脂(プラスチック)で出来た遊園地

これ並べられるだけで、荒廃っぷりが伝わってきますね。

この曲、お気に入りです。気持ちいいんです。とにかく。
ブリキノダンスに埋もがちだけどこの歌詞の語彙力と舌回りの良さも相当です。
ポップン的ジャンル名で言えばハイパーサイバークレイジーポップですかね?メリーゴーラウンドで流れるようなオルガンが狂った音が間奏で鳴っています。

 

歌詞の解釈

 

この曲の歌詞のポイントは「無人で動く着ぐるみかいくぐり」です。


曲名の「プラスチックゲージ」からして人工物であるからもしや・・・とは思ったのですが、これで確信、ここは地上の話であり、この日向電工が創る世界にも人間の存在があることが証明されました。生死は別として。


画像を見てみると閉じ込められているのは地底人というよりも王たる器のその心臓?

 

スタッカ・・・本来は,「物を積み重ねる人」,「物を山のように積み上げる装置」などの意味。

スラック使い込んじゃって・・・スラックは緩みという直訳ですが、組織スラック(余剰資源)またはコミュニケーションツールのことを指しているようにも思える。

スタック打ち崩しちゃって・・・コンピュータで用いられる基本的なデータ構造の1つで、データを後入れ先出しの構造で保持するもの。ここら辺は語感と韻の印象を優先してそうです。


頭の中で合図が鳴り響く・・・合図というのは、※先述した「アンダワ」の事ではないだろうか。アンダワの合図で世界中に散らばった地底人たちが大集結したのではないだろうか。

 

なんかこう、先導者を賛美して崇めるだけ崇めて苦しめる民に限界がきて逃げ出したって感じですね。私たちが住む世界のようですね。

とにかく抜け出すことに成功したようです。ここら辺から考察しすぎておかしくなってきました。

ちなみにこちらのPVが最高です。

 

 

 

 

 

 

 


4ージベタトラベル

 

 

※歌詞はこちらから

 

良く聞け諸君ら王の御前だ
快適有終極楽浄土
新世紀の幕開け終えるは帝都
老若男女も皆々踊れ今

 

隊列群がる暁八つ
九番街延長線視界は良好
新法案設立高ぶる民衆
這いずり這いずり遊園天体奥まで伸ばせ

 

地底から睨む虚空へと落ちる
子供達あちらこちらへと散った
六合司る反転する世界
安楽必須のジベタ教

 

八双で飛べ四方へ散れ散れ
未開の新天地、神前降伏党
急いては事為損じるらしい
気嵩なる王の御布令で今こそ

 

空虚の果て飛び込んだ
焦燥は糧飲み込んだ
希代の腕見込まれたらしい
竦然の地中大都市がお出迎え


良く聞け諸君ら王の御前だ
快楽陶酔極楽浄土
新天地の開拓流転の帝都
心臓はあからさま時を告げ風解する虚言と

 

逢魔が刻々手拍子八つ
散在するアンテナ感度は良好
新法案トラベル果てまで遠く
這いずり這いずり深海天界奥まで飛ばせ

 

地響きが唸る反照する流星群
虚構樹脂ケージ駆け出して回避
まだまだ進む桃源郷目指し

享楽必死のジベタ教

 

真っ当に逸れ、途方に暮れ暮れ
未踏の境界線曇天幽霊船
急いては事為損じるらしい
高貴なる王の御布令で今こそ

 

惨憺たる光景飛び越えた
粒状の紫煙飲み込んだ
開いた地底張り巡るらしい
騒然の地中大都市膨れ上がる

 

八双で飛べ四方へ散れ散れ
未開の新天地、昇天太陽系
急いては事為損じるらしい
無二なる王の御布令で今こそ

 

鈍痛の軌道飛び込んだ
四方の影飲み込んだ
吉祥の旗振りかざせ羅針
空前の地中大都市がお出迎え

反旗翻して、宇宙漂って、虚構の遊園地抜け出して、全員揃って王を崇めながら桃源郷を目指してズンズン進む感じでしょうか。

ベースすごいですよねこの曲。心臓をバチでドンドン打(ぶ)たれているようです。このベースが大行進を表しているように思えます。

この曲は一番アルバムの中では違いがなかったように思えます。逆に言うと完成されている、ということですよね。歌っても気持ちいいし、聴いても気持ちいい。

 

歌詞の解釈

 

色んな曲の歌詞でよく反転とか急転直下とか出てきてます。アンダワの合図による影響でしょうか。

 

「六合(全宇宙)を司る、反転する世界」・・・もしかしたら地底から地上ないし宇宙へ向かって重力が掛っていて、それが反転したのか?

おもちゃ箱をひっくり返すように、すべてが逆さになって飛び散っていくようなイメージです。

 

流転・・・何度か登場する仏教用語ですね。ひとつの状態に止まらず、移り変わっていくこと、ひいては輪廻を意味する言葉のようです。仏教のことは無知でしたが、基本的には何者も固定されずに森羅万象、命すらも姿を変え形を変え動き続けていく、という考えのよう。

 

 

 

 

 

 


5ールミナステンプル

 

 

視聴

 


ぜひアルバムを買ってきいてくださぁい!デジタルミュージックでは単発で変えますので!

アルバムのみ収録されている特別曲!ちょっと違ったテイストで日向電工の更なるポテンシャルを感じられる一曲ですよ。
歌詞の風景描写っぷりが本当にすごい。
SFから一気に!刀をもった二人の毎夜続くつばぜり合いが楽しめます。


そしてまさかのリンレン曲。(ミクもいます)そういうところからも他の曲とは差別化したかったのかな?
この曲はサビがいいです。メロディが心地よくて、これまた歌詞の語感とジャストフィットで何度も歌いたくなるんですよね。

ちなみにアガルタってアジアあたりの話のようなので、中国系の曲、インド系の曲ときて日本の曲を作ってくれたと思ってます。

満月をバックに甍(いらか)の上を二人が縦横無尽に動き回る映像がまぶたの裏に浮かんできますよ、日向電工さん。ね?怒ってないからなんか喋ってごらん、生存報告だけでもしてごらん?ね?

 

 

 

 


6ールスバンドライブ(ルスバンウェイブ)

 


※動画

こちらはアルバム版で大胆にリミックスされています。
ちょっと聴き比べてみてほしいです。


既存ver.

アルバムver.

 

かなり疾走感増してます!イントロもウェ~ブ感あって楽しいですよ。
電脳wave。
この物語において一番重要だと思うのがこのルスバンドライブ。この歌詞の中にすべてが詰まっているような気がしてならないです。

 

※歌詞はこちらから

 

空想拠点張り巡る電線上に
クラック解答余地無し
余剰思想乗せてる回線
電信積算街

積み上げた寵児の遺物は
煌煌と輝くも虚しく
崩れ落ちるものかと
星が問う

剥蝕した半壊端末
(手二取レ我ラガ声ヲ)
吸い寄せられる、くらめく
(サアサア、覚悟ヲ決メロ)
不在通知の灯し
(戸惑ウ事ナド在ルカ)
留守録が今書き替わる

唸れ!事象と時を超え
天地開闢の時が来た
世代交代の波に乗れ
封じられた魑魅跋扈

響け!事実と虚無を超え
急転、弱化の意思辿れ
世紀末の目に替わり
この謎を解け


「見エルカイ、世界ハ死後ノ祭リサ」
振り上げる電線に乗った欠片の一個、破裂音
無何有郷がお望みなら伝えておけ、それは無価値だと。
取るに足らない理想論者だと。

生も死も廃れてる地上
(概念体ガ宙ヲ舞ウノサ)
滑稽な理想郷建国
(幽体ノ虜ニナルノサ)
空転理論虚栄慢心
(無二帰スナラ今ノ内ダゼ)
留守録に吹き込む世界

綴れ!太古の意思と知れ
故に全壊する都市と知れ
燻る紫煙に飲み込まれ
時に混ざり合う雑踏

穿て!胎動を突き破れ
真実説く王と成れ
その「地の訓戒」を破棄せよ
今、列を成せ


続け!反逆する意志を持て
真実こそ王と知れ
(乗っ取った心臓から劈いた、相対する意思こそは×××)

一人逸れたアンテナは
周回軌道を乗り越えて
瞼開き呟いた
「サア、共二行コウ。」


生も死も廃れてる地上にて、地底人からの留守録を聞いた人間の生き残りが、運命に支配にいざ反逆せんとするお話。


…この曲まとめるの難しいです。情報量が物凄くて、すべての伏線を一気に回収されるようです。ただ少年漫画のように激アツなんですよね~~カッコイイんですよ。「唸れ!事象と時を超え天地開闢の時が来た」「穿て!胎動を突き破れ真実説く王と成れ」とか・・・本当に…本当にさぁ…

地上!留守番電話!これはもう人間が存在していた証明です!
すべてが荒廃した地上にて、地底人からの留守録を聞いた人間の生き残りが運命に支配に反逆するべく、ワープアンドワープで漂っていた地底人と手を取って、元凶となった「宗教」「崇拝」「神」それらをぶち壊しに時を逆行しにいったのではないでしょうか!?

それでカオス!神々の血祭りダンスホールがブリキノダンスなのではないでしょうか!?
さらにその生き残りは少女であり、地底人に乗っ取られた彼女はもう何かに構わずなり振り構わず電流ですべてをスパークさせてしまうのはスパークガールシンドロームなのではないでしょうか!?

はぁはぁ…


※あくまで個人的解釈です。

 

歌詞の解釈

 

空想拠点張り巡る電線上に クラック解答余地無し
余剰思想乗せてる回線 電信積算街…ここの舌回りの滑らかさハンパない。余剰思想乗せてる回線、電信積算街・・・・って。すごい。

 

何かが分かりそうで分からないんです。でも多分、現代の地上の事を指していると思うんです。思想も寓話も個人レベルのその重さが電波に乗算されていき、積載量オーバーなんですよね。きっと。

 

積み上げた寵児の遺物…「寵児」は親の愛を一身に受けている子。比喩的に、時流に乗って、もてはやされる人。後者の意味だと思います。

 

剥蝕した半壊端末(手ニ取レ我ラガ声ヲ)…これはもう黒電話のことなんでしょうね。また、このシーンは人間と地底人と駆け引きの様子のように思えます。なんとなくなんですが、地底人って決して人間の味方ではないように捉えられます。かと言って敵と言われるとそれも…
あくまで宇宙の理を概念化した存在なのでは。

 

世紀末の目に替わり この謎を解け…なぜ、この世界は滅びたのかという謎。

 

「見エルカイ、世界ハ死後ノ祭リサ」
振り上げる電線に乗った 欠片の一個、破裂音…地底人のセリフ。破裂音ってパン!ですよね。それでもってパンって、クラップ(拍手)音なんですよね。電線を破裂させることで自らを召喚できる条件「クラップ」を強制的に発動させてたとしたらなんておもしろい

 

無何有郷がお望みなら 伝えておけ、
それは無価値だと。 取るに足らない理想論者だと。 …アンダワでも記載しましたが、アガルタを脱け出した地底人たちならではの台詞。

 

すべてがループしているという仮定で話を進めると、「王」は元々「人間」だったということになります。
面白…なんなの…考察しているだけでもひと小説読んでいるような気分です。

 

 

 

 

 

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